元サムエル大久保伸隆さん 「ラストチャンス」封印の過去

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「実は『ラストチャンス』を再び歌い始めたのは最近のことなんです。バンドを解散してソロ活動をスタートした当初は、一切歌っていませんでした」

 それには事情がある。サムエルはデビュー10周年の節目となる06年、多くを語らぬまま解散。翌年2月に元メンバーの伊藤大介(42)と今井千尋(42)がユニット「ranai」を結成し、大久保さんはその1カ月後に1人で活動を開始した。

「ライブでは当初、バンドの曲をこのタイミングで歌うのは控えた方がいいと思ったんです。そこで、しばらくはカバー曲とソロの曲のみ歌うことにしました。自分の気持ちうんぬんよりも、応援してくれるみんながいろいろと考えず、楽しめそうなライブをやり続けたんです」

 そんな心境に変化が訪れたのは、ソロ活動をスタートしておよそ5年後のことだった。ファンから「『ラストチャンス』を聞きたいです」という声や手紙が少しずつ届くようになったという。

「そろそろいいかなと思い、バンド時代に自分で作った曲を1曲、2曲とやって……。自分とお客さん、お互いの気持ちをゆっくりと確かめるように始めたんです。それからさらに時間を費やして、ようやく『ラストチャンス』を歌えるようになりました。5年くらい前の話ですかね」

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