モンキッキーさん「夜通し歩いた経験が書道に生きている」
新宿だったか、人だかりのある、ビルの前のオーロラビジョンの競馬中継を見上げて、ヒシアマゾンが勝ち、天野くんと抱き合って喜んだんですけど、後で聞いたら1・1倍か1・2倍で5万が5万5000円か6万円くらいになっただけ! 道行く周りの人からはウン百万当たったと思われるくらい喜んだのに。あの1点買いを外してたら僕、田舎に帰ってたと思います。
■「お金のことは任せて」と妻に言われて
書道の先生だった母親のもとで、4歳からやっていた書道を本格的にやりたいと思っていたところに、書道の専門誌の連載が始まったんです。僕が書道を一から始める企画で今から12年くらい前です。
芸能人の美文字大会の企画で連覇した時は奇麗な字を書くことだけを考えてましたけど、連載の時についてくださった松川昌弘先生に教わり、僕自身の字は「奇麗かどうかより、字から何かを感じさせたかどうかが重要だ」と気づきましたね。美文字は1つの武器ですけど、何かが伝わるかどうか、と。賞を毎年とっていくと字は深いと思ったし、「俺って字が好きなんだな」とあらためて思いました。