NHK朝ドラ「らんまん」絶好調に数々の“仕掛け”…「ん」で終わるタイトルは必ずヒット?

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「いまは、一人一人が同じように大切な存在で、成功や幸せはそれぞれで違うという時代ですから、かつてのような主人公が立身出世するだけの物語では引かれてしまう。まさに、万太郎の決めゼリフ『雑草という名の草はない』というわけで、出演者全員に見せ場が用意されます。また、最後まで憎まれ役・悪役というのも登場しません。頑固だったタキばあちゃん(松坂慶子)も、みんなに頭を下げて今後を任せました。『らんまん』はいい人ばかりの能天気なお話ですが、それが好感されているようです」(放送作家)

 後半のしばらくは、東大の田邊教授(要潤)の意地悪ぶりと失意が見どころらしい。

 牧野博士は戦後も昭和32(1957)年、94歳まで長生きした。妻・寿恵子(浜辺美波)には先立たれる。朝ドラとしては人生のどこまでを描くのだろうか。

(コラムニスト・海原かみな)

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