腎臓のトラブルかも…尿の「泡」と「色」で病気を見つける

公開日: 更新日:

 朝起きて、いつものようにトイレで用を足したら、いつもと違う小便が出た。<ひょっとしたら、悪い病気かも……>なんて不安にかられた経験がある中高年は多いに違いない。隠れた病気を見つけるための尿チェック法を、腎臓専門医で松尾内科クリニック(東京・桜新町)の松尾孝俊院長に聞いた。

 尿は、腎臓をはじめ、さまざまな病気のサインになる。腎臓は血液中の老廃物を濾過(ろか)し、尿として体外に排出する働きがある。本来なら、尿に蛋白(タンパク)や血が混ざることはないのだが、腎機能に何らかのトラブルが生じていたり、尿が通る経路に異常があると漏れ出すケースがある。尿のチェックは重要なのだ。

 まずは、小便をした時にできる「泡」に注意したい。

「尿が泡立ってなかなか消えないと訴えて検査に来られる方がいます。大半の方は落下によってできる細かい泡がドーム状になった状態を気にされていますが、この泡は心配いりません。検査をしても正常です。尿に蛋白が混ざっていると、蜂の巣のように大きめで、洗剤のシャボン玉のようにふんわりした感じの泡になります。そうした状態の泡が立つ場合は、医師の診察を受けてください」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”