血まみれにサラバ 歯垢・歯石「30秒でポロリ」の最新治療

公開日: 更新日:

「歯磨きを一生懸命やっていますが、やはり、磨き残しが出て歯垢・歯石が付いてしまいます。インプラント用の歯垢・歯石除去のスケーラーなどもありますが、『もっと簡単にできないか』と歯科医師に相談したところ、勧められたのが『ペリソルブ』だったのです」(多田さん)

 ペリソルブは歯垢・歯石除去を目的とした最先端の薬剤で、歯の表面に塗るだけで歯垢・歯石を取ってくれる。市川歯科医院(東京・虎ノ門)の市川信一院長が言う。

「この薬は、スウェーデンで開発された『カリソルブ』と呼ばれる虫歯の治療薬を進化させた薬です。カリソルブは健全な軟組織やエナメル質、象牙質には作用せず、虫歯だけに作用して溶かす。そのため健康な歯を損なうことなく、虫歯を治療できるのです」

 対象は神経に達していない軽度の虫歯。日本では9年前に厚労省で認可されているという。

「ペリソルブはカリソルブと同じ、安全性が確認された次亜塩素酸ナトリウムとアミノ酸を使用しています。歯垢や歯石だけに作用するので、歯肉を傷つける可能性は、ほとんどありません」(市川院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」