孤独<8>高リスクの人とその予備群に共通する人の特徴
■所得が低くなるほど、毎日会話している人の割合が減っていく
64歳以下でも独身男性は、既婚者や独身女性よりも孤独に陥りやすいようです。第一生命経済研究所が2015年に、18歳から69歳の男女約7200人を対象に、家族や友人・知人関係について行った調査結果が、リポートとして公開されています。その結果の一部を、<表>にまとめました。
独身男性では「心配ごとや悩みごとを聞いてくれる友人・知人がいない」と答えたひとが、39歳以下で25.6%、40歳以上では37・3%もいました。この数字は、既婚男性の3倍、独身女性の2倍以上にも達しています。独身男性は、ひとから助言やアドバイスを受けることも、能力や努力を認められることも少なく、休日はひとりで過ごし、親友や恋人がいないという、典型的な「一人ぼっち」の生活者が多いというわけです。