著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

孤独<9>現役世代の「孤独感尺度」平均は男女とも37~40点

公開日: 更新日:

 孤独感といっても個人的な感覚ですから、共通の基準がないと医学的な評価ができません。そこで現在は「UCLA孤独感尺度(第3版)」と呼ばれる手法が、世界標準として使われています。

〈表〉に示した20項目に対し、「決して思わない」から「常にそう思う」のどれかを選択し、数字の合計(点数)を計算します。そして点数が大きいほど、孤独感が強いと判断するのです。

「何点以上なら孤独」という線引きはありませんが、現役世代では男女とも平均37点から40点程度であることが分かっています。それより大きく高い人は、少し自分を改めるべきかもしれません。

 また加齢とともに平均点が上がる傾向が見られます。ある地域の65歳以上1000人(男女比1対1)を対象にした調査(日本地域看護学会誌:2012年)では、前期高齢者(65~74歳)が41.7点、後期高齢者(75歳以上)が42.9点でした。性別では男性のほうが女性より平均3.4点、家族構成では1人暮らしが配偶者や子供と同居している人より平均2点ほど高くなっています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり