メスを入れるのが嫌だった 村上弘明さん大腸がん振り返る

公開日: 更新日:

 まあ、そのおかげでがんかもしれないポリープが見つかったのですが、医師に「もしもがんだとしたら内視鏡でのポリープ切除は飛び散る可能性があるので、念のため腹腔鏡手術で大腸の一部を切った方がいい」とのことでした。

 そこで最初にお話ししたカミサンの一言があって、結局、大腸を切除しました。

 手術は約1時間。全身麻酔で、目覚めたのは4時間後でした。口に管が入っていましたが、目覚めの感想は「あー、よく寝た」というスッキリ感。実はボク、「睡眠時無呼吸症候群」なんです。だからあの爽やかな目覚めは本当に久しいという感じでした。

 ただ、他人に自分の体をすべて委ねる経験は初めてだったので、入院中は看護師さんが近寄るたびに「この人の人格は大丈夫なんだろうか……」と心配でした。だって、“看護師や医者が犯人だった”なんてことがドラマでよくあるでしょ? おちおち寝ていられませんでした(笑い)。

■やりたいと思ったことはすぐに実行した方がいい

 病気から学んだのは、東日本大震災でも感じたことですが、当たり前の日常が、本当は幸せだということ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末