「たまにはいいよね」の「たまに」は本当に「たまに」?
そしてもうひとつ。これは他者に指摘されないと本人がなかなか気付きづらいかもしれませんが、「たまに」ほどではなくても、細かな“イベント”が日々ないか、ということ。
月曜日は仕事の打ち合わせを兼ねて取引先と夜に食事。火曜日は子供の成績が良かったことを祝って自宅で焼き肉。水曜日は部署の送別会。木曜日は自宅で夕食を取るが、食後に妻とワイン。金曜日は会社の同期の仲間との飲み会。土曜日は家族で遊園地に行って帰りはファミリーレストランで夕食。日曜日は妻の両親が自宅に遊びに来たので出前の寿司を取った――。
この場合、「自宅で焼き肉」「食後に妻とワイン」「同期との飲み会」など一つ一つは久しぶりかもしれません。しかし、「だれと」「どういう理由で」を除いて考えれば、飲み過ぎたり、食べ過ぎたりといった危険を抱えた食生活を連日送っていることになります。
30~50代の働き盛りの年代であれば、平日、細かな“イベント”が日々あるのは当然とも思います。また、妻、子供たち、双方の親との時間も大切にしたいと考えれば、土日だって忙しいでしょう。自分には日常的な外食であっても、妻や子供たちはそうではない。必然的に、1週間のほとんどの日程を、身体も内臓も休みなくフル回転で働くことになります。