なぜ年1回でほとんど春? 健康診断結果に潜む問題点
健康診断や人間ドックのシーズンです。ある40代半ばの患者さんは、「健診の1カ月くらい前から準備をする」と話します。その“準備”とは、「炭水化物や揚げ物は一切食べない」「家で食べるのは鶏肉のささみか豆腐。外食では、もりそば」というストイックな内容です。
彼は、普段は夜遅くまで飲むことが多い。
食事は、朝は自宅でパンとコーヒーと果物。昼は仕事の合間に急いで食べることがほとんどで、天ぷらそば大盛りやカツ丼大盛り、ラーメン&チャーハンをかき込む。愛煙者で、喫煙本数は1日20本超。
“準備”もあって、毎年の健康診断の結果は悪くない。
今年の健診後の面談では、「中性脂肪以外は問題ない。中性脂肪は高いが、これは食事の影響で上がったり下がったりしますから」と担当の医師や看護師に言われたそうです。
健診の結果は、自身の健康状態を知るバロメーターになりますが、健診の結果だけをうのみにするのは危険です。
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