自律神経<上>骨格のゆがみリセットには「12秒呼吸法」を
さらに、骨格がゆがみ、姿勢が悪いと、肺がつぶされ、呼吸が浅く短くなってしまう。すると体に十分な酸素が行き渡らないので、それだけで化学的なストレス要因になる。また、浅く短い呼吸をしているときは交感神経が優位になっている状態。日常的に浅く短い呼吸を続けていると、常に交感神経優位となり、自律神経のバランスが乱れる原因になるのだ。
まず、立った状態の理想的な姿勢は、正面から見たときに「縦の軸」(背骨のライン)と「横の軸」(耳のライン)が両方真っすぐになっている状態という。この理想的な姿勢を保つために、習慣にするといい骨格にアプローチする方法があるので紹介する。
①骨格をリセットさせる「12秒呼吸法」
呼吸と骨格は連動しているので、一時的にも正しい呼吸をすれば一時的に正しい姿勢に戻る。
【胸式呼吸】
胸下の両脇に手を添える。3秒くらいかけて、肋骨が上に上がるように鼻から軽く息を吸う。3秒くらい止めてから、6秒くらいかけて肋骨を下に下げるように口から息を吐き切る。