顎<下>セルフケアで改善 顎関節症を治す3つのリハビリ法
【口は開けられるが、軽い痛みがあるときに行う――開口維持訓練】
できるだけ我慢して、大きく口を開けたまま10秒間維持する。次に力を抜いて10秒間休む。これを数回繰り返す。
痛みが気にならなくなるまで、毎食後と入浴後に行う。口を大きく開閉させることによる血流改善によって、痛みが軽くなる効果が期待できる。【痛みはないが、顎の疲れを感じるときに行う――筋負荷訓練】
最初に、口を開けたり閉じたりする「準備運動」を行う。次に、口を小さく開き、利き手の人さし指から薬指までの3本の指をかけ、下顎を押し下げる。同時に、口を閉じるように力を入れ、口が開かないようにする。この状態で10秒間維持する。そして少し休み、3~4回繰り返す。慣れてきたら持続時間を30秒程度まで延ばす。これを毎食後と入浴後の1日4セット行う。
顎の関節も筋肉も、使わなければ可動域が狭くなる。ガムを噛むことも顎の訓練になるという。
(木野歯科医師への問い合わせは、木野顎関節研究所のHPから)