脳<上>個人個人の努力次第で認知症の患者数は35%減らせる

公開日: 更新日:

 シンガポール人を対象にした研究では、カレーをめったに食べない人(半年に1回未満)に比べて、1カ月に1回以上食べる人は認知症の発症リスクが半分程度に減るという報告が出ている。

 また、柑橘類に含まれる「ノビレチン」というポリフェノールの一種も、認知症の予防や改善の効果が期待できることが、さまざまな論文で報告されている。中でも沖縄産の「シークワーサー」は、同じ柑橘系の温州ミカンより10~20倍のノビレチンが含まれている。市販のシークワーサージュースを1日1本飲むといいという。

「そうはいっても、カレーとシークワーサーだけで認知症が防げるわけではありません。食事は多様性とバランスが大切です。10年にわたる追跡調査では、さまざまな食品を取っている人はそうでない人と比べ、認知症の発症リスクが4割低いという結果が出ています」

 主食の米の量は減らして、おかずの食材の種類を多彩にした食事の取り方がいいという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」