玄米を炊くときジョンの水の測り方は「日本流」だった!
昨年2020年は生誕80年ということもあり、ジョン・レノンの話題が国の内外を問わず、多くのメディアで取り上げられました。そのジョンがオノ・ヨーコとの出会いによって大きな影響を受けたことは周知の事実ですが、その影響のひとつに自然菜食主義(玄米菜食)が挙げられます。しかし、ヨーコが玄米菜食を実践していた理由やきっかけについて詳しいことは不明です。旧財閥家の子女であるヨーコが、小さい頃から玄米を主食にして育ったとは考えられません。
しかし、彼女について書かれた「ヨーコ・オノ・レノン全史」(河出書房新社刊)の中にそのヒントがあります。それによれば、1965年ごろ、ヨーコがニューヨークの自然食レストラン「パラドックス」で働いていたことが記されています。そこで彼女は玄米菜食に出合ったと推測されます。また、愛息ショーンが誕生する前に、玄米、全粒粉、豆類、野菜、海藻、塩などだけの食スタイルであるマクロビオテックの講習会を2人で訪ねたことが明らかになっています。