夏バテの対策にはゴーヤーとタコで体をクールダウン
ミョウガも体のほてりをとる優れた作用があります。そうめんや冷ややっこなどの薬味には、この時季は体を温めるショウガより、涼を呼ぶミョウガがおすすめです。
魚介では、タコが寒涼性を代表する食材です。真夏日の晩酌のおつまみは、迷わずタコをおすすめします。
また、スイカやパイナップル、バナナも涼み系フルーツ。南国でよく食べられるものは「冷やす食べ物」と覚えておきましょう。飲み物は熱を冷ます作用に優れた麦茶や緑茶がおすすめです。
また、夏場は体に熱を持たせる牛肉、ニラ、ネギ、ショウガ、エビは控えめに。唐辛子やスパイスが激しく効いた料理は、自ら体をヒートアイランド化させているようなものです。慎みましょう。
■夏バテ撃退薬膳レシピ
ゴーヤーとタコの暑気払いそうめん
体にこもった熱を冷ますゴーヤーとタコを組み合わせて「体内クーラー化」を図る薬膳レシピ。ゴーヤーは皮の部分をすりおろせばワタを取る手間が不要。ゴーヤーのほろ苦さが決め手の、冷酒のつまみにもいいそうめんです。苦味が得意でない人は、めんつゆはカツオだしが効いた濃いめのものを。