腰(上)脊柱菅狭窄症を治すための簡単体操 整形外科医が考案
■腰まるめ体操
①椅子に腰かけて両足をそろえ、足の裏をしっかりと床につける。②上半身を曲げて両手で両足首を握り、胸が太ももにつくようにする。このとき腰がしっかり丸まっていることを意識する。この姿勢で30秒キープする。休憩をしながら3回繰り返して1セット。1日3セット以上行う。
■よじり腰まるめ体操
①椅子に腰かけて両手を交差させて肩に置く。足は肩幅くらいに開き、足の裏をしっかりと床につける。②上半身だけを痛みがある足の反対側によじる。③上半身をよじったまま上半身を倒す。勢いをつけずに、無理のない範囲で腰を丸める。腰の丸まりを感じながら30秒キープする。休憩しながら3回繰り返して1セット。1日3セット以上行う。
両側の足に症状がある場合は、両側を行う。
「基本体操となる『膝抱え体操』と『腰まるめ体操』を毎日併せて行って、十分な効果が得られない場合は『よじり腰まるめ体操』を加えてみてください。また、脊柱管狭窄症の人の中には、どうしても筋肉が過緊張になりがちで、背中が丸まって硬くなっているケースがよくあります。その場合、『背中伸ばし体操』を行うことで、丸く固まった背中の背骨の動きを良くするとともに、上半身の筋肉の緊張を緩めます」