古谷彰子
著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【グァバ】強い日差しから肌を守り、腸内環境を整えてくれる

公開日: 更新日:

 グァバは南国を代表するフルーツのひとつで、甘酸っぱいサクサクとした食感の白肉種と、香り豊かでねっとりとした食感の赤肉種があります。原産地は熱帯アメリカで、今ではブラジル、アメリカ、ハワイ、ニュージーランド、インド、台湾などで栽培されています。

 日本では大正時代初期以降、沖縄県や鹿児島県で栽培され始め、ちょうど今の時季に旬を迎える果物です。沖縄では、庭先に実ったグァバを自分たちで収穫して家庭で味わうのも夏の風物詩になっているそうです。

 皮ごと食べられる熟したグァバは、果肉が柔らかくなり、香りが出てきたときが食べ頃です。果肉を、食べやすい形に切り分けることができますよ!

 栄養面でも注目です。美肌効果が期待できるビタミンC含有量はレモンの約2倍ともいわれるほど。朝に取ることで強い日差しから肌を守ってくれる役割もあります。昼に摂取量が少ないとされているカリウム、朝に取ることで腸内環境をより整えてくれる食物繊維といった栄養成分が多く含まれています。

 ビタミンCと同じように抗酸化作用の強いβ-カロテンもグァバには豊富です。量や食材によるものの、食べてから6時間以降に血中濃度が高まる報告があります。朝や昼の活動している時間帯に取っておき、夜に寝る時の肌のターンオーバー補修に役立つ可能性も期待できますね!

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  4. 4
    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

  5. 5
    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6
    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

  2. 7
    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

  3. 8
    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

  4. 9
    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

  5. 10
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し