著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【ホエイ】朝食前の摂取で筋肉増強と満腹感によるダイエット効果も

公開日: 更新日:

 ほかにも、ホエイプロテインには脂肪の燃焼を促進する作用があるとされています。適切な量を摂取することで、脂質代謝を改善し、体脂肪を減少させる効果があるとわかっています。

 さらに、ホエイプロテインを食事の前に摂ることで、食後のエネルギー消費(食事誘発性熱産生)が増加し、満腹感が高まり、次の食事でのエネルギー摂取量が減少するとの報告もあります。これは、ホエイプロテインが満腹感を促進するホルモン(GLP-1やPYYなど)の分泌を促進するからと考察されています。そのため、食事全体の摂取カロリーを減らすことができると期待されているのです。

 時間栄養学的な視点から考えると、タンパク質は夜摂るよりも朝や昼の活動期に摂ることで筋肉合成が促進されるという研究データもあります。ぜひ、朝食前に摂ってみてはいかがでしょうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動