引っ越し作業員に渡す「心付け」の相場っていくら? スマートな渡し方とは?
何十回も引っ越し経験があるという、ある漫画家のXのポストが先日、ネット上で話題になっていた。引っ越しの際に、家電のコンセントをテープで本体に止めておくだけでも業者に喜ばれて、〈ニコニコで作業してくれる〉といった投稿だ。共感した人が多かったようで、反応も続々。
〈コンセントは出来れば側面じゃなく、背面の一段窪んだあたりに固定しておくと更に良い〉〈電子レンジやオーブントースターの扉も開かないようにコードと一緒に養生しとくと喜ばれる〉
中には、段ボールのガムテープの色を変え、色ごとにどの部屋に運ぶかをメモして渡しておくなんて“引っ越しの達人”も。皆さん、かなり気を使っているようだ。
ある引っ越し会社のスタッフは「〈こっちは金を払ってるんだから〉とふんぞり返っている人より、協力的なお客さんの方が、そりゃ気持ち良く作業できますよ」と本音を漏らす。人間だもの、当然だろうが、生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏はこう話す。
「下準備しておくことで余計な追加料金を取られたくないということもあるでしょうし、中には、引っ越し作業員の男性に恐怖を感じている女性もいます。できるだけ気分を害したくない。穏便に丁寧に仕事をしてほしくて、異常なほど気を使ったりするそうです」