大野泰正氏は「虚偽記載」容疑否認で在宅起訴…世襲4代目議員“ひっそり会見”のデタラメ
自民党の裏金疑獄をめぐる東京地検特捜部の捜査は19日で一区切り。政治資金規正法違反(虚偽記載)の容疑で最大派閥の安倍派の会計責任者と第5派閥の二階派の元会計責任者が在宅起訴、総裁派閥の岸田派の元会計責任者は略式起訴された。議員側で立件されたのは、安倍派の政治資金パーティーをめぐって4000万円超のキックバックを受け取っていた谷川弥一衆院議員(長崎3区)と、大野泰正参院議員(岐阜選挙区)。証拠隠滅の指示が判明して逮捕された池田佳隆衆院議員は勾留期限の26日までに起訴される見通しだ。
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池田議員は逮捕とほぼ同時に党から除名されたが、谷川議員と大野議員は離党届を受理された。高齢の谷川議員は容疑を認めたため略式起訴にとどまり、来週にも議員辞職する運びだ。一方、否認する大野議員は在宅起訴された。