岸田首相の「鈍感力」恐るべし…解散も内閣改造も断念、八方塞がりでも党総裁再選に楽観
頼みの麻生副総裁も見放し、誰が推すというのか?
岸田首相と麻生副総裁は、政治資金規正法改正をめぐり、関係が冷え込んでいる。岸田首相が公明の要求に応える形でパーティー券の公開基準を当初の10万円超から5万円超に引き下げたことに、麻生副総裁は今も激怒している。先週に続き16日も新潟で開かれた派閥子分の政治資金パーティーで、「将来に禍根を残す改革やってはいけない」と不満タラタラだった。そのうえ、ナントそのパーティーの主役の麻生派議員が「こういう状況に至った責任は最終的に誰かが取らなければならない」と岸田退陣論をブッたから驚く。いよいよ“麻生公認”の岸田降ろしだ。
政治評論家の野上忠興氏が言う。
「内閣支持率16%の岸田首相の続投を望む自民党議員なんて誰もいない。再選できると思っているのは岸田氏だけで、能天気の極みです。散々、解散権を弄んだ挙げ句、結局できません、というみっともなさ。麻生氏も見限っている。総裁選に出ようとしても、最後は行き詰まって辞めざるをえなくなるでしょう」
ついに岸田首相もドン詰まり。3年前の菅前首相退陣パターンが濃厚だ。