石破自民の支持率は早くも“危険水域”に…安倍元首相「自民党は人材の宝庫」の空疎
「ご祝儀相場はどうなった?」「こんはずではなかった」ーー。石破茂首相(67)の就任後に初めて行われた時事通信の世論調査(10月)で、内閣支持率が28.0%にとどまったことに対し、自民党内で動揺が広がっているという。
それはそうだろう。政権支持率が2割台で推移していた岸田文雄前首相(67)では「総選挙は戦えない」として、「国民の人気が高い」「総選挙の顔になる」と石破氏を総裁に選んだはず。森山裕幹事長(79)が石破氏に「早期解散」を進言したのも、野党の選挙態勢が整っていないことに加え、支持率が出来得る限り高いうちに選挙を仕掛けたい、との思惑があったためだ。
ところが、すでに危険水域とされる2割台。2000年以降の内閣発足時の支持率で最も低かった森喜朗内閣(33.3%)をさらに下回る数字だ。NHKが実施した岸田内閣の最後の支持率(9月)は20%だったから、ほとんど変わらない。
これでは非公認や比例重複が認められなかった裏金候補だけではなく、党全体が浮足立つのも無理はない。