ラグビーで他者との関係性をうまく構築できるようになった

公開日: 更新日:

 後に人気ドラマ「スクール☆ウォーズ」の主人公のモデルとなった山口先生からいただいた熱い言葉によって、自分の中に「命を懸けて戦うぞ!」という気持ちが芽生えました。それが僕のラグビーの原点です。

 帰国前の食事会で、山口先生から「こっちで試合をやって外国人選手相手に通用したのはおまえだけだった」と言ってもらった時は、もう心の底からうれしくてうれしくて、思わず先生に抱きついて涙を流してしまいました。

■日記につづった思い

 当時の僕の日記には「ラグビーは素晴らしい。俺はラグビーを続けていく。苦しくても、悲しくても日本代表にもう一度なりたい」とつづられています。

 もうひとつ、僕がラグビーでへこたれなかったのは、自分自身に対する劣等感が関係していると思います。周りとうまく折り合いをつけながら生きていくことが下手な自分を好きになれず、小さな胸を痛めて何度も眠れぬ夜を過ごしました。

 そんな中で体を激しくぶつけ合うラグビーと出合い、自分の立ち位置を見つけ、自己の存在意義を前向きに肯定した上で他者との関係性をうまく構築できるようになったのです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方