開催迫ったW杯が今後の日本ラグビー界の命運を握っている

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■プロだけでは先細り

 ただし、子どもたちが〈プロだけ〉を目指すようになるとラグビー界は先細りしてしまうのでは、と懸念しています。

 現役を引退後にNPO法人「ヒーローズ」を立ち上げ、ラグビーの普及に取り組んでいます。

 その中で始まった「ヒーローズカップ」というジュニア世代の大会は、今年で11回を数えましたが、僕が活動の中でテーマにしているのは〈子どもの感性教育〉です。

 ラグビーを通して仲間との絆を深め、自分自身の言動に対して自信を持つ――。僕が少年時代に経験した感動とラグビーの持っている人間形成力を少しでも多くの子どもたちに伝えたい。

■2つの頂点 両輪に

 これからは〈プロを目指すラグビー〉と〈人間教育に重きを置いたアマチュアラグビー〉という違った頂点をつくり、この2つを両輪として日本ラグビーを発展させるべきだと考えます。だからこそ! 目前に迫った日本開催のW杯が今後の日本ラグビー界の命運を握っていることは間違いありません。

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