著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

2020年シーズンは無観客で集中力を持続させる難しさを痛感

公開日: 更新日:

 新型コロナ感染拡大による試合中止が世界中で相次いだ2020年は、プロゴルファーにとって「いつツアーが再開するのだろう?」という不安ばかり募り、スケジュール調整や集中力を持続させる難しさがありました。

 ようやく試合が開催されても無観客で行われ、「誰もいないところで魅せるゴルフができるのだろうか」と悩んだプロは多かったはずです。

 例年と違い、歓声もない静かな雰囲気の中でのプレーは、フッと気が抜けてしまいがちです。

 ナイスショットしてピンそばについたり、厳しいパットを決めた時でも、自己満足に終わってしまい、「さあ、攻めて行くぞ」と勢いをつけてリズムに乗っていくことができません。男女問わずプロにとって戦いづらい一年でしたが、スポンサーやファンに支えられて試合ができる感謝の気持ちを忘れてはいけないと、あらためて気付きました。

 いいこともあります。男子ツアーは大学生プロの金谷拓実が、転向後、国内3戦目の「ダンロップフェニックス」に優勝し、出場4試合はすべてトップ10と結果を残しました。同時に、多くの大学生アマチュアがツアーで活躍したのも明るい材料です。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動