タイ・フットサル界のスーパースターは後世への道標になれるか
来日から3カ月、精神面で壁にぶち当たっているのかも知れない。
スペイン、イラン、インドネシア、レバノンといった海外クラブでのプレー経験を持つ彼は、上手に英語を話す。これはティーラシン(J清水→BGパトゥムユナイテッドへ移籍)にもティーラトン(J横浜FM)といった先人達が、持ち合わせなかったポジティブな点だろう。
タイ語やポルトガル語が苦手なチームメイトでも、英語なら抵抗感が薄く、距離感を縮めるには得策だ。また本人から夫婦揃って来日したと聞いていた。辛い自国料理を好むタイ人にとって愛妻が献立を考えてくれることで食事面のストレスはほぼないことも良点だろう。しかし、チャナティップ(J札幌)が日本で成功したように、言葉が出来なくても良い意味で馬鹿になれる<3枚目キャラ>では決してない。 早く<ヨソ者>心情から脱却し、より良好な人間関係をチームメイトと構築出来るか? これが今後の活躍を大きく左右する鍵となるのでは、と筆者は踏んでいる。
■東南アジアフットサル界の未来を背負ったジャパンチャレンジ