ロハス初HRも二軍落ち危機…見切り早い阪神は我慢できるか
ようやく一発が出た。
阪神のロハス・ジュニア(30)が、18日のヤクルト戦で22打席目にして来日初安打となる1号本塁打を放つと、続く打席でも適時打をマークした。
韓国で本塁打、打点の2冠を獲得した両打ち助っ人は年俸2.6億円の2年契約で入団。コロナ禍による入国制限で来日と一軍合流が遅れていた。
■初本塁打も二軍落ち危機
しかし、前途は明るいとは言えない。二軍調整中の大山や外国人枠を争うガンケルも近々、復帰予定。矢野監督もスタメンは「自分で掴み取っていくもの」と言っている。大量8人の助っ人を抱える上に、阪神はただでさえ助っ人の見切りが早い。低迷が続けば、二軍落ちどころか、二軍で「塩漬け」になりかねない。
とはいえ、ロハスの実力に見切りをつけるのは時期尚早かもしれない。韓国野球に詳しいジャーナリストの室井昌也氏は、韓国時代のロハスについてこう言う。
「2017年6月のKT入団直後は打率1割台と苦しみ、初本塁打したのは14試合目。粘り強く使い続けた結果、8月に入って月間8本塁打した。KTの編成担当者は『常に一生懸命で、全力疾走していた。打撃で気になることがあったら、試合中でもチェックを欠かさない』と話す。研究熱心な選手です」