王者・羽生結弦復活のSP! IOCと北京五輪組織委は“崖っぷち”だからこそ大喜び

公開日: 更新日:

 北京五輪代表選考会を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)は24日、男子シングルショートプログラム(SP)を行い、羽生結弦(27)が111.31点で首位発進。今季初戦とは思えない圧巻の演技で、3大会連続五輪出場に向けた好スタートを切った。

 先月、人類史上初の成功を目指して取り組んできたクワッドアクセル(4回転半=4A)の練習で着地した際、スケート靴のエッジを氷に引っかけて右足首を捻挫。エントリーしていた同月のGPシリーズNHK杯(東京)とロシア杯(ソチ)の欠場を余儀なくされた。

 コロナ禍の影響もあり、練習拠点とするカナダに渡らず、地元仙台で懸命の治療に励み、開幕3日前になって今大会出場の意向を明らかにした。

 この日の演技後は「(フリーでは)もちろん4回転半のジャンプに挑戦するつもりではいる」と話し、「ちゃんと決めきれるように一つ一つ練習したい。その先に北京五輪があるなら、この試合でしっかり勝ち取れるように素晴らしい演技ができるように頑張りたい」と意気込んだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 2

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  3. 3

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 4

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  5. 5

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

  1. 6

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  2. 7

    乃木坂46では癒やし系…五百城茉央の魅力は、切れ味と温かさ共存していること

  3. 8

    初日から無傷の6連勝!伯桜鵬の実力を底上げした「宮城野部屋閉鎖」の恩恵

  4. 9

    新潟県十日町市の“限界集落”に移住したドイツ人建築デザイナーが起こした奇跡

  5. 10

    トランプ大統領“暗殺”に動き出すのか…米FBI元長官「呼びかけ」の波紋