大谷翔平は来季どころか“生涯エンゼルス”! 指導者や環境整えるフロント思惑と皮算用
「とても特別な選手。このオフシーズンに動かすつもりはない。我々と一緒に来季開幕を迎える」──。
エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは日本時間8日、翌日に控えたGMミーティング(ラスベガス)開幕を前に報道陣に対応し、今オフ、大谷翔平(28)を放出することはないと断言した。同GMは「素晴らしい選手だから、誰も動かしたいとは思わないだろう。彼の人間性、日々のパフォーマンス、勤勉さ、全てを気に入っている」と改めて大谷を高く評価し、「我々の目標は彼が長い間、エンゼルスでプレーすることだ」と、来季終了後のFAを見据えた長期契約も示唆した。
大谷を来季以降も投打の主力と位置付けるミナシアンGMは二刀流をバックアップすべく、早々とコーチ人事に着手。投手コーチ補佐として多くのメジャーリーガーがオフの間に通うことで知られるトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」(シアトル)でピッチングディレクターを務めていたビル・ヘゼル氏を招聘した。同施設は大谷もオフに利用しており、肩や肘への負担を軽減する投球フォームの見直しを行ったり、飛距離を伸ばす打撃フォーム改造に取り組んでいる。