巨人・岡本がヤクルト村上には譲れない「侍J 正三塁手」の座 ゴールデングラブ賞が後押し
巨人・岡本和真(26)が14日、セ・リーグ三塁手部門で2年連続2度目のゴールデングラブ賞の受賞が決まった。
今季はリーグトップの守備率.975をマーク。56本塁打を放ち、史上最年少で三冠王に輝いたヤクルト・村上の93票を上回る130票を集めた。「自分では納得のいく守備ではなかったので、来年はもっと精進してチームのため、投手のために頑張りたい」とコメントした。
先日、侍ジャパンの一員として強化試合を戦った際、本職の三塁を守ったのは主に村上だった。3年ぶりとなる一塁へ回った岡本和は「景色が百八十度違う。あの景色が久々だった。まあ練習。ファーストはいろんな球とかカバーしないといけない」と話していた。チーム関係者が言う。
「岡本は代表のためにファーストミットこそ発注したものの、三塁のポジションに強いこだわりがある。来年3月のWBCでは、三冠王の村上に4番の座を譲ることは確実だけど、今回のゴールデングラブ賞でハクがついたことで、代表の正三塁手の座は、村上から奪うつもりです」
侍ジャパンの栗山監督にアピールする意味でも、この賞は大きな後押しになるかもしれない。