中日・ロドリゲスに嗚呼亡命騒動 戦力大幅ダウンの球団はトランプ前大統領が恨めしい!
セットアッパーを失った中日は大幅な戦力ダウンは必至。リリーフ陣の再編も迫られているが、球団内からは「ジャリエルが亡命する原因をつくったのは米国のトランプ前大統領だ」との恨み節が聞こえてきた。
■キューバ選手がメジャーと正式な契約を結ぶには…
メジャーとキューバ野球連盟は、米国がオバマ政権だったときに3年間に及ぶ交渉の末、2018年、キューバ野球連盟への譲渡金支払いを条件に、メジャー球団とキューバ選手との契約を認める協定を結んだ。しかし、トランプ政権に移行するや、両国政府間の対立が激化。キューバへ資金を渡す行為は認められないとして、協定を無効としたのだ。
キューバ選手がメジャーと正式な契約を結ぶためにはこれまでと同様、亡命せざるを得なくなった。契約金はつり上がり、一部報道によればロドリゲスは、中日の契約を大幅に上回る5年総額65億円規模になるとの指摘も。
仮にキューバ政府を通じての正式なメジャー移籍が認められていれば、中日はその時点で争奪戦に敗れていたかもしれない。ただ、オフの時点で白黒がハッキリすれば、他の投手を獲得する猶予があるが、直前では手の打ちようがない。今さらトランプ前大統領に文句を言っても仕方がないにせよ、中日にとってはそれくらいショックがデカいということか。