石川遼が14R連続60台と記録更新も世界ランクは277位…同学年の松山英樹と明暗クッキリ
男子ゴルフの「関西オープン」(賞金総額8000万円)は1926年にスタートし、今年で88回目を数える日本最古のオープントーナメントだ。驚くことに1934年に始まった先週のメジャー「マスターズ」(同23億9400万円)よりも歴史が古い。
だが、顔ぶれを見れば世界のトッププレーヤーは皆無で、前年覇者の比嘉一貴もいない。しかも、今週はベトナムでアジアンツアーの高額大会(同2億6400万円)が開催されており、金谷拓実、谷原秀人ら日本勢10選手が同大会に出場。賞金も高く、成績次第ではLIVゴルフ出場の道が開けるからだ。
となると国内大会は知名度の高い石川遼(31)に頼るしかなく、ご丁寧にも日本ゴルフツアー機構は石川が昨年のダンロップフェニックス最終日から13ラウンド連続60台を継続中とメディアに話題を提供。大会初日は69で回り、2アンダー19位タイにつけて記録更新した。とはいえ石川の世界ランク(WR)は目下、日本勢21番手の277位まで落ちている。年間4勝を挙げて史上最年少賞金王に輝いた2009年にはマスターズ出場資格を自らつかむWR29位につけたこともあった。