開星高“ヤクザ監督”再任から4年目、71歳の現在地…島根予選ベスト8負け「私の実力不足」

公開日: 更新日:

「完全に、私の指導力不足でしたわ……」

 全国高校野球選手権 島根大会。さる22日の準々決勝で立正大淞南に3-6で敗れ、こう言って肩を落としたのが開星高の野々村直通監督(71)だ。

 監督として春夏の計10回の甲子園出場歴があり、そのコワモテの顔と派手な服装から「ヤクザ監督」の異名を取り、高校野球界の名物監督として知られる。2010年春のセンバツで21世紀校に敗れた際の「末代までの恥」「腹を切りたい」という発言が大きな波紋を呼び、開星高の監督を辞任。1年後に再就任も同年限りで定年退職し、8年の空白期間を経て、20年から再び指揮を執っている。

「再任してから4度目の夏。個人的にも勝負の年だと思っていたんです。3年生は、再任にあたり、自分が声をかけて入学してきてくれた子たちの1期生。強い思い入れもありました。島根の高校野球のレベルがそれほど高いとは思わない。私の実力不足に尽きます。なんとか甲子園に連れて行きたかったんですけど……」(野々村監督)

 かつては選手を厳しく叱咤する場面も見られたが、「まるっきり変わった」という。紙タバコも、電子タバコに変えた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 2
    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

  3. 3
    ソフトB山川穂高 数字では測れない「4番の価値」…打てない時期もチームの躍進に大貢献

    ソフトB山川穂高 数字では測れない「4番の価値」…打てない時期もチームの躍進に大貢献

  4. 4
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  1. 6
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  2. 7
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  3. 8
    巨人・桑田真澄二軍監督が「1人4役」大忙し…坂本勇人を感激させた“斬新アドバイス”の中身

    巨人・桑田真澄二軍監督が「1人4役」大忙し…坂本勇人を感激させた“斬新アドバイス”の中身

  4. 9
    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  5. 10
    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題