ヤ軍救援右腕が暴露したWソックスのブルペン事件簿 サボリ、居眠り、ケンカ、黒い交際が横行
■マフィアに愛された守護神
07年には、レッドソックスのクローザーに抜擢されて一躍人気者になったパぺルボンが、ブルペンリーダー格の41歳のベテラン、ティムリンに反抗。ブルペンで激しく罵り合うシーンがテレビカメラに捉えられ、「手におえない悪ガキ」というイメージが定着することになった。
メッツのブルペンでは、通算424セーブをマークした守護神ジョン・フランコが晩年、増長した。監督に頼まれたわけでもないのに、勝手にブルペンコーチが持つファイルを携えてブルペンを差配し始め、メディアから「何様だ」とバッシングを受けたことがある。フランコは生まれもブルックリンで、同じイタリア系に知り合いが多いため、ボナーノ一家(高名なマフィア組織)の連中とも付き合いがあり、彼らの求めに応じてメッツの無料招待券を度々融通していたことが発覚し評判を落とした。