ヤ軍救援右腕が暴露したWソックスのブルペン事件簿 サボリ、居眠り、ケンカ、黒い交際が横行
ヤンキースのリリーフ右腕ミドルトンが8月1日まで在籍した古巣・ホワイトソックスのブルペンで目にした呆れた実態を暴露し話題になっている。
■ルーキーが居眠り
ミドルトンはエンゼルス、マリナーズ、ダイヤモンドバックスと渡り歩いたジャーニーマンで、どの球団のブルペンにも厳格な規律があるものと思い込んでいた。しかし、今年入団したホワイトソックスにはそれがなかったという。特に驚いたのは、集合時間に遅刻する者や守備練習をサボる者が後を絶たないことと、メジャーに上がったばかりのルーキーが試合中、ブルペンで居眠りしているのに周りは知らんふりしていることだった。ここまでホ軍ブルペンの規律が低下したのは、昨年まで在任したラルーサ監督が77歳の高齢であったためチーム内に目が行き届かなくなったことにあるようだ。
■ブルペンで大ゲンカ
規律が緩いチームのブルペンでは、クローザーとして人気者になった投手が増長してコーチやブルペンリーダー格の投手と対立し大ゲンカをやらかすことも。2008年にフランシスコ・ロドリゲスはエンゼルスで62セーブのシーズン記録を樹立後、FAとなって翌年メッツに移籍した。メッツでは増長に歯止めがかからなくなり、5月の試合中にニーマン・ブルペンコーチに反抗して激しい口論になった。その様子がテレビカメラに映し出されたため、メディアの批判にさらされたが、傍若無人な態度が見られなくなったのは3カ月後の8月になってからだ。反省しておとなしくなったのではない。内縁の妻だった女性の父親に暴力を振るって警察に逮捕され、刑事被告人になったためマウンドに立つことができなくなったのだ。