巨人打撃陣「非四球病」の深刻度…3位浮上を阻むのは投手陣の「四球病」だけじゃない
巨人OBの評論家、橋本清氏がこう続ける。
■一発は期待できても…
「巨人打線はチーム打率(.258)も本塁打数(145本)のリーグトップながら、総得点465は阪神の472点に劣る。阪神の本塁打数は半分以下の67本にもかかわらずです。決定的に違うのは四球数で巨人の292に対して、阪神は433。巨人打線の長打力は大きな武器ですが、相手投手の出来にも左右される一発は期待はできても計算はできない。投手の立場からすれば、ボール球に手を出さず、球を見極めて好球必打に徹する打者は、一発長打のある打者と同等のプレッシャーを感じるもの。阪神はチームでその方針が徹底され、各打者がしぶとくボールを見極めてくるわけですから、投手が感じる重圧は物凄く大きい」
巨人は、投手が「四球病」なら、野手は「非四球病」。一発頼みの野球はベンチの責任も大きい。