2028年ロス五輪期間中の「シーズン中断は困難」とMLBコミッショナーが言い出した裏側
野球版ドリームチーム編成が危うくなってきた。
MLBのロブ・マンフレッドコミッショナーが日本時間28日、「野球・ソフトボール」が実施される2028年ロサンゼルス五輪について「MLB選手の出場が期待されているが、試合は毎日行われており、レギュラーシーズンは厳格なものと捉えている」と、シーズン中断は難しいとの認識を示した。
ロス五輪の野球を巡っては、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のフラッカリ会長が、MLB側からトップ選手の参加を確約する文書を受け取り、大リーグ選手会の合意も得たと明かしている。これにより、エンゼルス・大谷翔平(29)、フィリーズのブライス・ハーパー(31)らビッグネーム出場の道が開かれたとみられていた。
マンフレッドコミッショナーは正式に野球の復帰が決まった今月中旬、「国際的に成長するわれわれの競技にとって大きな一歩。世界中のスポーツファンに楽しむ機会を与えられるだろう」と話していたが、手のひらを返したように非協力的な姿勢を打ち出したのはどういうわけか。