巨人を自由契約の中田翔はどうなった? ラブコールされた中日が4選手獲得発表も名前なし
中日は24日、今季限りで戦力外となった巨人・中島宏之(41)、ソフトバンク・上林誠知(28)、阪神・山本泰寛(30)、板山祐太郎(29)の獲得を発表した。板山は育成契約での獲得となる。
貧打にあえぎ、2年連続最下位となった中日が躍起になって野手をかき集める中、気になるのが、3年契約を解除して巨人を退団した中田翔(34)である。
大砲獲得を熱望している中日・立浪和義監督(54)は中田について「WBCも一緒にやっているし、今でも親しい関係。100打点を何回も挙げていて、ウチに必要な打点を挙げてくれる選手」と事実上のラブコールを送っているのだが、発表されたメンバーに中田の名前はなかった。
さる球界関係者がこう言った。
「中日は不祥事の影響で今季17試合の出場にとどまったものの、本塁打王3度の実績がある西武・山川穂高(32)の獲得調査も進めている。こちらはソフトバンクが4年総額12億円プラス出来高払いという破格の好条件を提示しているそうだから、中日は諦めモード。それでも、はっきり決まるまでは、同じ一塁手の中田にシフトできない。中田も中田で、“中ぶらりん”の現状に焦りや不満はないでしょう。いずれ中日から声がかかるのは分かっているので、本音では『家族と同居できて子供が転校しないで済む』とロッテ、西武、DeNA、ヤクルトといった関東球団のオファーを待っている状態です」
中日はもちろん、中田にも思惑がありそうだ。