「10年後も見た目が変わらない食べ方のルール」笠井奈津子著
化粧品で肌の手入れをしたり、服装に気を使ったりするだけでは若々しさを保てない。人間の体は毎日、口にする食べ物からできているため、これをおろそかにして外側だけ飾り立てても、本当の若々しさは手に入らないと本書。
例えば、中年太りを回避したいからといって無理な食事制限を行っていると、タンパク質が不足する。
すると、見た目を維持する2つの栄養素も不足しがちになる。ひとつは亜鉛だ。味覚障害や生殖機能の低下に関係することは知られているが、実は肌荒れや抜け毛の大きな原因にもなる。もうひとつが鉄分で、貧血のみならず、集中力ややる気の低下を招き、目の下のクマによって疲れた顔つきに見えるようになるのだ。
若さの“下地”づくりは食が基本と心得たい。
(PHP研究所 760円+税)