リポーター菊田あや子さん「終活」常任理事&講師で活動中
菊田さんは昨年10月、同会の理事に就任し、今年3月から常任理事に昇格。日刊ゲンダイの取材後、ウェブ会議サービス「Zoom」で自らマイクを握り、「エンディングノート書き方セミナー」を配信予定だという。
「まず終活からご説明しますね。これは“人生の終わり方を考える活動”の略称なんです。亡くなる前に身の回りを整理するとともに、遺言を残したり、エンディングノートに家族への感謝の気持ちや資産管理、終末医療、お墓、葬儀をどのように執り行うかを書き残しておく。他にもいろいろあるんですけど、後々トラブルにならないよう、“最後まで自分らしく奇麗にこの世を去りたい”。そんな方こそ身近な課題だと思います」
それらをわかりやすく説明・紹介したのが新著だ。
「身近な例だと、銀行口座やクレジット、携帯電話、パソコンの暗証番号。普段は家族にも内緒にされていても、いざ亡くなってしまったらご遺族はお困りになりませんか?また、持ち物の断捨離とともに、もしパソコンに家族に見られたくない画像やデータがあるなら、それも消去したり、万が一の時に信頼できる方に処分してもらえるよう、事前に手配しておくのもいいでしょうね」