リポーター菊田あや子さん「終活」常任理事&講師で活動中
世代を問わず急増している単身世帯“おひとりさま”にも終活は必要不可欠(!)と力を込める。
「ご高齢になり、入院や施設入居の時には身元保証人が必要です。それらに備えるのも終活。これから行う『エンディングノート書き方セミナー』は、まず終活をする入り口としてとても人気で、今日は50人ほどの予約が入ってます」
教養としてだけではなく、講師業を始めたりビジネスに役立てようと考え、「終活ガイド検定」を受ける人が急増中という。
「終活に必要な知識と情報を身に付けて、お困り事を解決できる専門家を育成するのもウチの会の大切な業務。そのお手伝いができて、毎日がとても充実しています」
■昨年春に最愛の母を看取る
さて、菊田さんが終活に注目したのは昨年春。1月7日に山口県下関市の実家で最愛の母を看取り、四十九日法要などを済ませて帰京後のことだ。
「最初は、『(新型コロナ禍前に)年間15カ所前後あったトークイベント、講演会の引き出しのひとつになればいいなあ』って気持ちで、5月に協議会の終活ガイド検定を受講したんです。そうしたら、そのセミナーが凄く良かった。認知症発症から足かけ8年の母の看取りそのものが私の終活体験だったので、整理された内容がスッと頭に入りました」