日本人論文で注目 糖尿病薬で「前立腺がん」抑え込めるか

公開日: 更新日:

「GLP-1受容体作動薬は前立腺がんを自壊させることはありませんが、細胞増殖シグナルである分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ(ERK-MAPK)を抑制することでがん細胞の増殖を防いでいると考えられます」

 いまのところGLP-1受容体作動薬によるがん増殖抑制効果が確認されたのは前立腺がんだけだが、海外では乳がん大腸がんでの研究が進んでいるという。

「前立腺がんについてはメトホルミンとの相乗効果も確認しており、今後は他のがんでの抗腫瘍作用や抗がん剤との併用効果も調べたい」という野見山准教授。これからは糖尿病治療薬の選び方が「がんを抑え、がん死を増やさない」ことに直結することになりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり