美容皮膚科の皮膚再生技術を応用しED・AGAの最新治療を

公開日: 更新日:

■AGAは3回で改善を意識

 EDの治療では、ペニスの根元に小さなヘアバンドをはめて、陰茎海綿体の左右に1回ずつ、計2㏄の上清液を注射する。超微細の針で打つので、通常の注射のような痛みはほとんどないという。

「対象は軽症~中等症の血管障害のEDです。勃起は、陰茎海綿体の血管内皮からNO(一酸化窒素)が放出されて、サイクリックGMPという物質が産生されて血管が拡張します。ところが血管障害で内皮細胞が傷むとNOが出にくくなる。上清液は、その傷んだ内皮細胞を修復するので、ED治療薬を飲む必要がなくなるのです」

 治療回数は週1回、4回で1クールが基本。この2年間で約20人の患者が受けているが、9割がED治療薬なしで国際勃起機能スコア(IIEF―5)の正常範囲内に改善しているという。30代くらいの若年層では1回の治療で満足する硬さになる患者もいるという。費用は1回、5万4000円(税込み)だ。

 同院は臨床研究にも取り組んでいて、EDに対する有効性は昨年3月に開催された第16回日本再生医療学会総会でも発表されている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方