孤独<11>定年後対策としてのクラウドソーシング
そんな人におすすめなのが「クラウドソーシング」と呼ばれる新しい働き方です。クラウドは「Crowd(群衆・大衆)」です。ソーシングは「外注」とか「外部から調達する」といった意味。つまり企業が「不特定多数の人に仕事を外注する」のがクラウドソーシングです。また企業と受注者の間に立って、仕事の仲介をする業者のことも、クラウドソーシング(業者)と呼んでいます。
仕組みは単純で、仕事を外注したい企業がインターネットを使って業者のサイトに募集登録(仕事内容・納期・報酬など)をします。数時間から数日で仕上がるような細かい仕事が一般的です。
一方、クラウドソーシングで仕事をしたい人は、募集中の仕事一覧を眺めて、自分の能力や希望と合った仕事に申し込みます。もちろん、相手の会社に自分のプロフィルや専門スキルなどの情報が提供されるようになっています。
こうしてお互いに納得できれば、契約成立となります。受注者を評価する仕組みもあるので、仕事をきっちり仕上げて評価が上がれば、より値段の高い、やりがいのある仕事を受けることも可能です。