起因する病気が60個も…断酒・減酒のコツを専門医に聞いた
「この時点ではまだアルコール依存症ではありません。依存症の定義は飲み始めるとやめられない連続飲酒や、お酒をやめると手が震える、寝汗をかくなどの離脱症状があるかどうか。早めに減酒に取り組み、飲酒習慣をコントロールできるようにしてほしい」
さて、宴席では無理にお酒をつがれることもある。その場合は、どうやって切り抜けたらよいのか。近い間柄なら「今、健康に気を使っていてお酒を減らしている」と正直に伝えてはどうか。もう少し気を使う関係なら「ドクターストップがかかっているから飲めない」と言えば、大抵の場合それ以上すすめてくることはないだろう。お酒はコミュニケーションツールのひとつだが、自分の健康は自分で守るという意識を持ち、適度な距離感を保つことが大切だ。