著者のコラム一覧
坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

しっかり運動をしているのに…逆に体重が増える理由

公開日: 更新日:

 お話を伺うと、ジムの後にがっつり飲んで食べている。「運動してエネルギーを消費したから」という気持ちがあるため、ついつい、欲望のおもむくままに店やメニューを選んでしまうのです。

 ある日のジム後の食事内容を聞くと、居酒屋でお刺し身、揚げ出し豆腐、ハムカツ、注文を受けてから土鍋で炊く炊き込みご飯を2人で食べたそうです。日本酒を飲みながら……。お刺し身はいいとしても、揚げ物2品と炊き込みご飯は明らかに摂取エネルギー過多。

 おまけに、仕事終わりにスポーツジムへ行くので、それを終えてからの食事時間は随分と遅くなり、夜10時前後。これもよくありません。

 運動をした後は、体は飢餓状態になっており、栄養の吸収が通常より良くなります。このタイミングで取ってほしいのは、筋肉を作るタンパク質やビタミン、ミネラル。なお、運動後の食事としては、たくさん市販されているプロテイン商品を利用している人もいるでしょう。私個人の考えとしては、長期的に見るなら、食事でしっかりとタンパク質を取る習慣をつける方がいいと思います。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ