身だしなみ調査で1位 気になる鼻毛処理は入口から1cm以内
「言わない方がいいこともある。例えば、『鼻毛、出てますよ』みたいな……」
映画「モーリス」の吹き替え版完成披露イベントで16日、吹き替えを担当した声優が登場すると、鼻毛トークで盛り上がったという。パナソニックが昨年7月に実施した「ビジネスシーンでの身だしなみに関する意識・実態調査」でも、他人の気になる身だしなみは、鼻毛が1位。鼻毛処理はどうするか――。すみれ皮膚科クリニック院長の藤田伸弘氏に聞いた。
冒頭の調査では、鼻からちょろっとはみ出た鼻毛を指摘できるのは、後輩で30%、上司に至っては6%にとどまる。
ほとんどの人が声優のように見て見ぬふりをしていることになる。
そりゃ、そうだろう。いつも威張り散らしている上司の鼻毛が「こんにちは」していたら、怒鳴り声をサラッとかわして、心の中で「ダサッ」とあざ笑うはず。しっかりケアしていなければ、自分がそうなることは十分ある。2位の「髪の乱れ」や3位の「服装の汚れ」を差し置いて、鼻毛を気にする人が多いのは、そのためだろう。