身だしなみ調査で1位 気になる鼻毛処理は入口から1cm以内
そんな身だしなみ意識を反映してか、ニトリは今年4月、単4乾電池1つで使える鼻毛カッター「ノーズケア」(税込み498円)を発売。長さ11センチ、太さ1・4センチと細いマニキュアくらいのサイズで持ち運びに便利とあって人気だ。米ポケットナイフブランド「カーショー」(4000円ほど)の回転式鼻毛カッターもネットショップなどで売れていて、グッズの種類も幅広い。
ぷちっと抜くか、オシャレに切るか。パナソニックの調査では「切る」が72%だが……。
「昭和の中高年は、電車のホームなどで抜いていることがありましたが、抜くのは論外。指でつまんで何本かまとめて抜いたりすると、出血しますから。そうすると、細菌などに感染します。それで、化膿して来られる患者さんがいるんです」
街なかの鼻毛脱毛店では、脱毛ワックスを使うケースもあるようだが、それも抜くのと同じ理由であまりよくないという。調査結果が示すように、道具を使って鼻毛を切るのが正解だ。
「自分でやるときは、鼻毛切り用のハサミより、カッターの方が無難です。鼻毛切り用は先端がとがっていなくて、丸くなっていますが、それでも見えないので、粘膜を傷つけるリスクが高い。その点を考えると、カッターです」