新型コロナ<4>熱い鉄板の上で焼かれるようだった恐怖感

公開日: 更新日:

 経過観察で病室を訪ねてくる担当医師の説明に耳を傾け、新型コロナウイルスの知識を頭に刻む。

「病症例数は少なく断定はできませんが、熱のピークは発熱後、8~9日前後。熱が下がって数日したら再検査を行い、陰性なら無罪放免です」

 期待の「抗体」については、「人体に『抗体』ができるまで、おおよそ2週間ぐらいかかるでしょう。その期間を最低隔離にする根拠になっています」とのこと。

 人体にできた「抗体」は、その後どうなるのかと、聞いてみる。

「新型コロナウイルスの症状が完治した後、抗体の働きが弱くなるまでの数年間は、基本的に新型コロナに感染することはない」

 抗体が力を失ったらどうなるのでしょう。

「再び新型コロナに感染しても、1度目のような強い症状はなく、軽い風邪程度に治まる。だから一度感染したら、コロナに対して、心に平穏が訪れるかもしれません」

 渡辺さんは入院中、友人の友人が検査で「陽性」と診断され、知人が危篤という悲しい知らせも受けた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ