著者のコラム一覧
小堀鷗一郎医師

1938年、東京生まれ。東大医学部卒。東大医学部付属病院第1外科を経て国立国際医療センターに勤務し、同病院長を最後に65歳で定年退職。埼玉県新座市の堀ノ内病院で訪問診療に携わるようになる。母方の祖父は森鴎外。著書に「死を生きた人びと 訪問診療医と355人の患者」(みすず書房)。

450人以上の死に寄り添ってきた訪問診療医“自らの死に方”

公開日: 更新日:

 無駄に死を恐れない。そんな死生観も読み取れる。「生かす医療」と「死なせる医療」という正反対に見える2つの医療のはざまで最適解を求め続けてきた小堀さんだからこそ、冷静に見つめることができるのだろう。

「その人らしく死ねるように支援するのは簡単ではありません。訪問診療医は、汚物にまみれたり、行政と戦ったり、神父のように死について語ったりすることもあります。高齢化が進み多死社会に突入すれば、現場で人手が足りなくなって“負け戦”を強いられるかもしれません。それでも私は生きている限り、訪問診療を続けていくつもりです」

 小堀さんの訪問診療の記録は、ドキュメンタリー映画「人生をしまう時間」(NHKエンタープライズ)でも描かれている。=おわり

(取材・文=稲川美穂子)

【連載】死なせる医療 訪問診療医が立ち会った人生の最期

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  4. 4

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  5. 5

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  1. 6

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  5. 10

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり